ヤフオクで出品する際に頭を悩ませるのが発送方法ではないでしょうか。
ヤフネコパックはヤフーとヤマト運輸が連携したお得なサービスで、ヤフオクの商品発送には必須のサービスです。
- ヤフネコパックって何?送料はどれくらいかかるの?
- ヤフネコパックとお手軽配送の違いって何?
- ヤフネコパックで発送できるサイズは何サイズまで?
- おてがる配送とヤフネコパックの違いは?
- ヤフネコパックの宅急便コンパクトの箱代は出品者が負担するものなの?

ヤフオクは送料を落札者が支払うことが多いので、どれくらいの送料になるのか、お得な発送方法は無いのかは気になりますよね。
ヤフネコパックとは?
ヤフネコパックはヤフーとヤマト運輸が連携した配送サービスです。
現在は分かりやすくするために「おてがる配送」という名称で統一されています。
- 「おてがる配送」ヤマト運輸(以前はヤフネコパック)
- 「おてがる配送」日本郵政
ヤフネコパック(おてがる配送)は、宛名書き不要で簡単に配送が可能です。
宛名書き不要。コンビニへ商品を持って行く→スマホでバーコードを表示→バーコード読み取りで簡単配送!

今ではフリマアプリもコンビニに行って、スマホのバーコード読み取りで発送が当たり前なので便利な世の中です。

ヤフネコパック(おてがる配送)は配送料が最大で69%オフがウリとなっています。

基本的に送料は出品者が負担する方が安いので出品者負担がおすすめです。
どれくらい違うのかを解説していきます。
ヤフネコパック(おてがる配送)の出品者負担と落札者負担の送料の違い
メルカリでは基本的に送料は出品者負担が通例となっていて、お手軽配送と同様のサービスであるメルカリ便では送料は出品者負担のみとなっています。
ヤフオクの場合には今まで送料は落札者負担が通例だったので、出品者負担と落札者負担の選択ができるようになっています。
ここでは出品者負担と落札者負担でどれくらい送料が違うのかを検証していきます。
ネコポスは送料出品者負担が35円安い
安い商品の場合、特に重要になってくるのが送料です。
ネコポスは送料が全国一律で非常に便利な発送方法です。
出品者負担の方が35円安いので、ネコポスでの発送は送料を出品者負担にすることをおすすめ致します。
ネコポスの送料
- 出品者負担175円
- 落札者負担210円

うわー。かなり違うんだね。
宅急便コンパクトは出品者負担が断然お得!
ヤフネコパック(おてがる配送)の宅急便コンパクトを利用するならば出品者負担での送料がかなりお得になっています。
出品者負担の場合
出品者負担 全国一律450円
落札者負担の場合
落札者負担 450円~984円
こちらは地域によって送料が変わり、基本的にはどれだけ離れているかの距離で金額が変わります。
東京から発送したケース | 送料 |
---|---|
1都内~近隣の県(三重県~宮城県含む) | 450円 |
2少し離れた県(滋賀、大阪~岩手、青森) | 498円 |
3離れている県(四国~山口) | 552円 |
4かなり離れている県(北海道、九州、沖縄) | 660円 |
北海道から沖縄になると984円になります。
こう見ると出品者負担が一律450円なのに比べるとかなり割高になるケースも出てきますね。
宅急便コンパクトで発送する商品に関しても基本的には出品者負担にする方がお得なことが多いと言えます。
宅急便コンパクトの箱代はどちらが負担する?
宅急便コンパクトの箱は1枚70円です。
この箱代をどちらが負担するかは特に決まりがないのですが、通例としては出品者が負担することが多いです。
出品者は落札者に梱包や包装代を請求することはできるのですが、落札後に別途請求するとトラブルになるため基本的には商品価格や送料に盛り込んでおくのが一般的です。
送料を出品者負担にした場合、箱代を別途請求することは出来ませんので、あらかじめ商品の価格に送料だけでなく箱代を加算しておく必要があります。

送料を落札者負担にしている場合にも長期の説明のように商品価格などに盛り込んでおくとトラブルがなくて良いと思います。
宅急便の場合も出品者負担の方が安い
宅急便の場合も、出品者負担と落札者負担の送料が同一なことはありますが、落札者負担の方が安いことはありません。
基本的な出品者負担で発送した方が安く発送できることが多いです。
宅急便60サイズの出品者負担の送料
送料出品者負担の場合は 一律750円
60サイズ発送(送料落札者負担) | 価格 |
---|---|
エリア1【同県~近隣】(都内発送⇒茨城県など) | 750円 |
エリア2【少し離れている】(都内発送⇒大阪~山形,青森) | 765円 |
エリア3 【やや離れている】(都内発送⇒四国~山口) | 873円 |
エリア4【離れている】(都内発送⇒北海道、九州、沖縄) | 1089円 |
エリア5 【かなり離れている】(鹿児島発送⇒青森) | 1305円 |
エリア6 【かなり離れている】(沖縄発送⇒福島) | 1305円 |
エリア7【とても離れている】(沖縄発送⇒青森) | 1413円 |
エリア8【最も離れている】(沖縄発送⇒北海道) | 1737円 |
宅急便の60サイズは、出品者負担の送料と同県~近隣の県の落札者負担の送料が同額になっています。

これ以外の送料は全て出品者負担の方が安くなってるよ。
宅急便80サイズの出品者負担の送料
送料出品者負担 一律850円
80サイズ発送(送料落札者負担) | 価格 |
---|---|
エリア1【同県~近隣】(都内発送⇒茨城県など) | 873 |
エリア2【少し離れている】(都内発送⇒大阪~山形,青森) | 981 |
エリア3 【やや離れている】(都内発送⇒四国~山口) | 1089 |
エリア4【離れている】(都内発送⇒北海道、九州、沖縄) | 1305 |
エリア5 【かなり離れている】(鹿児島発送⇒青森) | 1759 |
エリア6 【かなり離れている】(沖縄発送⇒福島) | 1845 |
エリア7【とても離れている】(沖縄発送⇒青森) | 1953 |
エリア8【最も離れている】(沖縄発送⇒北海道) | 2277 |

こちらも同様で同県~近隣は差額がほぼないですが、それ以外の地域では出品者負担の方が安いです。
宅急便100サイズの出品者負担の送料
送料出品者負担 一律1050円
100サイズ発送(送料落札者負担) | 価格 |
---|---|
エリア1【同県~近隣】(都内発送⇒茨城県など) | 1111 |
エリア2【少し離れている】(都内発送⇒大阪~山形,青森) | 1219 |
エリア3 【やや離れている】(都内発送⇒四国~山口) | 1327 |
エリア4【離れている】(都内発送⇒北海道、九州、沖縄) | 1543 |
エリア5 【かなり離れている】(鹿児島発送⇒青森) | 1975 |
エリア6 【かなり離れている】(沖縄発送⇒福島) | 2407 |
エリア7【とても離れている】(沖縄発送⇒青森) | 2515 |
エリア8【最も離れている】(沖縄発送⇒北海道) | 2839 |
こちらも同様で同県~近隣は差額がほぼないですが、それ以外の地域では出品者負担の方が安いです。
宅急便120サイズの出品者負担の送料
送料出品者負担 一律1200円
120サイズ発送(送料落札者負担) | 価格 |
---|---|
エリア1【同県~近隣】(都内発送⇒茨城県など) | 1327 |
エリア2【少し離れている】(都内発送⇒大阪~山形,青森) | 1435 |
エリア3 【やや離れている】(都内発送⇒四国~山口) | 1543 |
エリア4【離れている】(都内発送⇒北海道、九州、沖縄) | 1759 |
エリア5 【かなり離れている】(鹿児島発送⇒青森) | 2212 |
エリア6 【かなり離れている】(沖縄発送⇒福島) | 2947 |
エリア7【とても離れている】(沖縄発送⇒青森) | 3055 |
エリア8【最も離れている】(沖縄発送⇒北海道) | 3379 |
120サイズぐらいから出品者負担と落札者負担の送料にかなりの差が出てきます。

特に沖縄などの本州以外の地域は出品者負担の出品が絶対お得ね!
宅急便140サイズの出品者負担の送料
送料出品者負担 一律1400円
140サイズ発送(送料落札者負担) | 価格 |
---|---|
エリア1【同県~近隣】(都内発送⇒茨城県など) | 1564 |
エリア2【少し離れている】(都内発送⇒大阪~山形,青森) | 1672 |
エリア3 【やや離れている】(都内発送⇒四国~山口) | 1780 |
エリア4【離れている】(都内発送⇒北海道、九州、沖縄) | 1996 |
エリア5 【かなり離れている】(鹿児島発送⇒青森) | 2212 |
エリア6 【かなり離れている】(沖縄発送⇒福島) | 3508 |
エリア7【とても離れている】(沖縄発送⇒青森) | 3615 |
エリア8【最も離れている】(沖縄発送⇒北海道) | 3940 |

どんどん出品者負担と落札者負担の送料の差は広がっていきます。
宅急便160サイズの出品者負担の送料
送料出品者負担 一律1700円
160サイズ発送(送料落札者負担) | 価格 |
---|---|
エリア1【同県~近隣】(都内発送⇒茨城県など) | 1780 |
エリア2【少し離れている】(都内発送⇒大阪~山形,青森) | 1888 |
エリア3 【やや離れている】(都内発送⇒四国~山口) | 1996 |
エリア4【離れている】(都内発送⇒北海道、九州、沖縄) | 2212 |
エリア5 【かなり離れている】(鹿児島発送⇒青森) | 2428 |
エリア6 【かなり離れている】(沖縄発送⇒福島) | 4048 |
エリア7【とても離れている】(沖縄発送⇒青森) | 4156 |
エリア8【最も離れている】(沖縄発送⇒北海道) | 4480 |
なぜかここでやや差が縮まるという謎。それでも離れれば離れるほど料金は変わってきます。
宅急便180サイズの出品者負担の送料
送料出品者負担 一律2100円
180サイズ発送(送料落札者負担) | 価格 |
---|---|
エリア1【同県~近隣】(都内発送⇒茨城県など) | 2148 |
エリア2【少し離れている】(都内発送⇒大阪~山形,青森) | 2258 |
エリア3 【やや離れている】(都内発送⇒四国~山口) | 2368 |
エリア4【離れている】(都内発送⇒北海道、九州、沖縄) | 2588 |
エリア5 【かなり離れている】(鹿児島発送⇒青森) | 2808 |
エリア6 【かなり離れている】(沖縄発送⇒福島) | 4678 |
エリア7【とても離れている】(沖縄発送⇒青森) | 4788 |
エリア8【最も離れている】(沖縄発送⇒北海道) | 5118 |

ここも近隣までの配送だったらほとんど差がありませんね。
宅急便200サイズの出品者負担の送料
送料出品者負担 一律2500円
200サイズ発送(送料落札者負担) | 価格 |
---|---|
エリア1【同県~近隣】(都内発送⇒茨城県など) | 2588 |
エリア2【少し離れている】(都内発送⇒大阪~山形,青森) | 2698 |
エリア3 【やや離れている】(都内発送⇒四国~山口) | 2808 |
エリア4【離れている】(都内発送⇒北海道、九州、沖縄) | 3028 |
エリア5 【かなり離れている】(鹿児島発送⇒青森) | 3248 |
エリア6 【かなり離れている】(沖縄発送⇒福島) | 5228 |
エリア7【とても離れている】(沖縄発送⇒青森) | 5338 |
エリア8【最も離れている】(沖縄発送⇒北海道) | 5668 |
200サイズはヤフオクで発送できる最大サイズです。

こちらも近隣への発送でも、わずかに出品者負担の方が送料は安くなっています。
ヤフネコパック(おてがる発送ヤマト運輸)は送料出品者負担がおすすめ
ヤフネコパックを利用するならば、送料は出品者負担にする方がかなりお得なことはお分かりいただけたかと思います。
送料を出品者負担にするメリットは送料が安くなる以外にもあります。
送料無料のタグで売れる確率アップ
送料を出品者負担にすると、送料が安くなる上に【送料無料】のタグが付きます。

ヤフオクでは送料無料がまだまだ少ないので、この【送料無料】がいい感じに目立っていますね。
買い手としては「落札金額と送料を合計したらいくらになるのか?」を常に考えているので【送料無料】のタグは非常に有効です。
メルカリなどのフリマアプリでは送料込みが普通なので、ヤフオクでも買い手からすると送料無料は大歓迎ですね。
ヤフオクのクーポン割引率もアップ
ヤフオクでは毎週、様々なクーポンが配布されています。
落札金額から5%オフ、2万円以上の落札で1000円オフなどかなりお得なクーポンも多いです。

このクーポンは落札金額を割引するのですが、送料込みの場合には落札金額に送料も含まれますので、クーポンの割引額が大きくなります。
これだけメリットのある送料出品者負担ですが、ヤフオクではまだまだ送料は落札者負担が多いのが現状です。
なぜヤフオクは落札者負担が多い?

でも、ヤフオクって落札者負担の出品が多いよね?なんで?
慣例的なもの
ヤフオクでは慣例的に送料は落札者が負担するケースが多かったので、そのままの流れで落札者負担にしている人も多いと思います。
心理的に送料は落札者に負担してほしいという考えがあるのでしょう。
送料を出品者負担にしたからと言って、その送料分落札額が上がるとは限らない!ならとりあえず落札者負担にしておこう!
こういう考えもあるのかなと思います。
運送会社と契約してる業者が多い
送料の落札者負担が多い大きな理由はヤフオクは業者の出品が多いからです。
業者は運送業者と大口契約を結んでいて、全国一律料金で契約していることも多いです。

ヤフネコパック(おてがる配送)を使うよりも安く発送が可能です。

また、個人で出品している人でも出品数が多い場合には、発送代行業者に商品の保管と発送を委託しているケースは珍しくありません。
そうなると発送方法は代行業者に一任しているので選択肢がありません。
たまに発送業者の指定は受けられないと記載している出品者がいますが、これは運送業者と契約を結んでいるからの可能性が高いです。
ヤフオクの発送システム(お手軽発送)を使わないのなら、送料を出品者負担にする意味もないので今までの慣例通りで送料を落札者負担にしていると考えられます。

このような理由によりヤフオクは落札者負担が多く、それに釣られるように?一般の出品者さんも落札者負担を選択しがちになっていますね。
個人出品の場合には出品者負担で発送した方が明らかに安いので、何かこだわりがない限りは出品者負担で出品することをおすすめします。
ヤフネコパック(おてがる発送)の送料まとめ
まとめ
- ヤフネコパックはおてがる発送(宅急便)という名称に変更になった
- 商品をコンビニに持込みで即発送可能
- 基本的に送料は出品者負担の方がお得
- ネコポスは出品者負担だと送料が35円安い
- 宅急便コンパクトも出品者負担の方が安い(概ね100円~200円)
- 宅急便も出品者負担の方が安い(概ね100円~2000円)
- 出品者負担だと出品時に送料無料のタグがつくのでアクセスアップが見込める
- 運送会社と直接契約や発送代行業者を使っているケースも多いため、ヤフオクでは落札者負担が未だ主流となっている
ここではヤフネコパック(おてがる発送)の送料について解説しました。
送料は出品者負担の方が安くなっているので、出品者負担をおすすめします。

特に沖縄や北海道などは落札者負担だと送料が高くなりがちなので、出品者負担を選択すると良いと思います。