サイトの表示速度を測定するにはツールを使うのが最も効果的です。
自分でサイトにアクセスして表示速度のチェック、ユーザビリティのチェックをすることは大事です。
しかし、回線やブラウザの違い、PCなのかスマートフォンなのか、環境によってサイトの表示速度は変わってくるので客観的に判断するためにも必ずツールも使いましょう。
指標とするツールは以下の3つだけ抑えておけばOKです。
Pagespeed Insights
https://developers.google.com/speed/pagespeed/insights/?hl=JA
GTmetrix
https://gtmetrix.com/analyze.html
Test My Site
https://www.thinkwithgoogle.com/intl/ja-jp/feature/testmysite
それぞれのツールに特徴があるので1つずつ見ていきましょう。
Pagespeed Insights
Googleから提供されている無料ツールです。0~100のスコアでページ速度表示が速いのかをチェックしてくれます。
Pagespeed Insightsではページのコンテンツや画像が表示されるまでの時間や表示されてからユーザーが操作可能になるまでの時間等、様々な時間をチェック出来ます。
注意点としては表示されている秒数がそのまま実際の速度、秒数と同じとは限らない、という点です。あくまでも1つの目安として考えると良いでしょう。
モバイルとPCの両方の表示速度をチェック出来ます。上記はモバイルの数値になります。
大抵はモバイルの方がスコアが低くなりますのでモバイルのスコアを上げるように努めましょう。
モバイルが上がればPCのスコアも勝手に上がりますので、アクセスがPC中心で無いならばPCスコアはあまり気にする必要はありません。
GTmetrix
GTmetrixもGoogleのPagespeed Insightsに似た無料ツールです。
オプションによってより詳細な設定が可能となりますが基本的にはデフォルトのまま使えば問題ありません。
Fully Loaded TImeという部分がページの表示速度になります。
基本的にはPCでの表示速度となります。ページサイズやそのページを表示するための工程(リクエスト数)も簡単に確認出来るのでその点は良いと思います。
Pagespeed Insightsとは別の改善策を提示してくれる場合があるので、私の場合はそれを参考にする程度でgtmetrixはそこまで重視はしないです。
https://gtmetrix.com/analyze.html
Test My Site
Googleが2017年以降に提供し始めたツールです。
スマホでの表示速度をチェックしてくれます。日本の4G回線の速度をチェックしてくれます。
測定までに10秒~20秒かかります。この3つのツールの中で最も遅いです。
モバイル速度に関してはPagespeed Insightsのモバイルチェックよりもかなり実際の体感速度に近い速度を割り出してくれる印象です。
なのでPagespeed Insightsだけで測定するのではなく、必ずこちらのTest My Siteでも速度チェックをする必要があります。
https://www.thinkwithgoogle.com/intl/ja-jp/feature/testmysite
WEBサイトの表示速度測定まとめ
基本的にはGoogleが提供しているPagespeed Insightsでサイト全体の問題を把握して改善していく。
モバイル速度はTest My Siteでチェックして、補助的にGTmetrixのスコアを参考にする、という使い方がお勧めです。
今後、インターネットのモバイル化、スマホからのアクセスはどんどん増えると思いますので、スマホでのサイト表示速度を基準にして考えていく必要があります。